
2009年6月30日に書いた5月3日の記事米沢紀行ＧＷ編　其の1　今年のＧＷはＮＨＫ大河ドラマ「天地人」のふるさと山形県米沢市に行ってきましたその前に「天地人」について… 川中島で有名な上杉謙信の後を継いだ上杉景勝の家老、直江兼続　が主人公です。「天地人」で今、放送されている舞台は、越後の春日山城（新潟県上越市）ですが、織田信長が倒れ、豊臣秀吉の代になると上杉家（景勝）は奥羽の会津若松120万石に移され、さらに徳川の世になって米沢30万石に移封されます。その後は明治に至るまで上杉家が米沢藩を治めていきます。ですから、米沢には上杉家に関する史跡や資料、行事などがたくさん残っています今回の旅の目玉は5月3日に行われる「上杉まつり・川中島合戦」です。子供たちは誰一人付いて来てくれなくて家内と二人旅になりました。其の2　高速道路１０００円均一の影響で大渋滞が予想されたので、5月2日の夜中に出発しました高速は夜中だというのに休日の昼間より混んで、しかもサービスエリアはどこもぎっしりです夜中の３時過ぎに米沢に到着。小腹がすいたのでコンビニに寄ったのですが、隣に止まった宇都宮ナンバーの車両から20代の女の子が3人出てきました。彼女たちは上杉謙信のファンで「上杉まつり」の常連らしく、お得な見学場所や集合時間などをアドバイスしてもらいました。今、流行りの(れきじょ)（戦国武将オタクの女性）でした。コンビニから出てきた家内がひとこと「何、ナンパしてんの！」其の3　朝8時に上杉神社（米沢城跡）へ出発。朝早いというのに、もう観光客がいます（自分たちこそ！）　上杉神社の隣には米沢藩初代藩主上杉景勝や直江兼続、九代藩主上杉鷹山(ようざん)、を祀る「松岬(まつがさき)神社」もあります。上杉神社稽照殿(けいしょうでん)では、有名な「愛」の前立(まえだて)と甲冑(かっちゅう…よろいかぶと）を見てきました。境内には謙信公の坐像や九代藩主鷹山（財政難の米沢藩を救った英雄、「成せばなる、成さねばならぬ何事も～」という言葉は鷹山が詠んだもの）の像が立っています。また、松岬神社には鷹山公が残した「伝国(でんこく)の辞」という石碑が建っています。これは鷹山公が米沢藩主の心得として上杉家に代々伝わるものです。一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれ無く候一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれ無く候一、国家人民の為に立たる君にて君の為に立たる国家人民にはこれ無く候右三条御遺念有間敷候事天明五巳年二月七日　　治憲(鷹山)　花押う～ん、深いい話や。今の政治家に読ませたい其の4　午後からは上杉まつりの目玉「川中島合戦」を見に行きました歴女の言うとおり、12時前に会場入りしましたが、今年は「天地人」人気で3時間前だというのにすでに満席状態。対岸からの観戦となりました（もちろんビール持参！暑かった）せっかく米沢に行ったからには…。ということで米沢3大名産品を食べましたよまずは「米沢ラーメン」しょうゆベースの超さっぱり味。次はお待ちかね「米沢牛」お昼どきだったのでどこのお店も超満員でしたが、やっと入れた焼肉店で焼肉ランチをしました。とっても軟らかくてとろけそうでした。最後は鷹山公発案の「鯉の甘煮」晩酌用に買いました。全部おいしかったです今回は夫婦で出かけたのですが、戦国好きの僕は「おおはしゃぎ」家内は興味が無いらしく、引率の保護者みたいでした。「次回は（真田幸村ゆかりの）上田にしようか？」と言うと「え～また～！」ご不満のようです…。